日本の国民食「カレーライス」を世界へ、「カレーハウスCoCo壱番屋」が韓国に進出

coco1_korea001.jpg 日本全国津々浦々、北は北海道から南は沖縄まで、直営・フランチャイズを合わせて1,000店舗以上を展開している「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下、ココイチ)。具材やご飯の量、辛さを調整できるカスタマイズ性の高さが人気の、日本最大のカレー専門店チェーンだ。この「ココイチ」、すでに海外でも15店舗を展開しているが、これまで未開拓の地だった韓国に進出、1号店がオープンした。

 「ココイチ」の韓国1号店は、オフィスビルや娯楽施設、飲食店が立ち並び、若者を中心に幅広い年齢層が集まるという、韓国有数の繁華街である江南にオープン。メニューはカレーメニューが21種類と、スパゲティ、ピラフ、オムライスなどの洋食メニュー、サラダ、デザート、各種飲料と、日本の「ココイチ」とは少し趣が異なる。客単価も約8,500ウォン(日本円で約1,100円)をイメージするなど、日本よりもやや高めに設定しているようだ。

 韓国での「ココイチ」は、壱番屋とハウス食品、それに日本でもおなじみの即席麺「辛ラーメン」を手がける農心の3社出資の韓国カレーハウス株式会社が展開していく。今夏にはソウル市内にもう1店舗、2009年度からはフランチャイズ展開を始める予定だ。

 ちなみに、「ココイチ」の海外店舗は台湾に3店舗、中国に8店舗、ハワイに4店舗ある。日本の国民食とも言える「カレーライス」と、日本ではすっかりおなじみの「ココイチ」のスタイルが、韓国でどこまで受け入れられるのか注目しておきたいところだ。




カレーハウスCoCo壱番屋