話題の「ひこにゃん」も参戦中、デコ道が「全国ゆるキャラデコメ2008」開催
全国各地にはさまざまなキャラクターが存在している。自治体、商店街、交通機関、観光名所、地方紙、イベント、町おこしなど、そのキャラクターの「出没場所」は多岐にわたっているが、そうした全国各地のキャラクターの中から、特に「ゆるキャラ」と称されるキャラクターたちをデコメにした「全国ゆるキャラデコメ2008」を、デコメ素材配信サイトの「デコ道」(http://dcmc.jp/)が実施している。利用料はすべて無料。
「ゆるキャラ」はサブカル界の巨匠、みうらじゅんが自著「ゆるキャラ大図鑑」の中でも絶賛している、地方自治体などが作り上げたキャラクターのこと。民間企業がお金をかけて作るキャラクターに比べて全般的にクオリティーが「ゆるく」、「どこか憎めない魅力」として若年層から大人まで、幅広い年代に愛されている。いまや全国区の人気者となった「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクター「ひこにゃん」や、全国各地の「ご当地ヒーロー」たちも、「ゆるキャラ」に分類されるキャラクターだ。
「全国ゆるキャラデコメ2008」はこうした独特な魅力のある「ゆるキャラ」のデコメを集めた企画。「ひこにゃん」はもちろん、たくさんの「ゆるキャラ」のデコメを無料でダウンロード可能だ。主なキャラクターは次のとおり。
・北海道夕張市役所 「夕張夫妻」
・群馬県庁 「ゆうまちゃん」
・神奈川県横浜市戸塚区 「とつか再開発くん」
・滋賀県彦根市役所 「ひこにゃん」
・京都府北区御薗橋商店街 「やおいちゃん」
・鳥取県庁 「トリピー」
・兵庫県明石市役所 「時のわらし」
・佐賀県武雄市たけお競輪場「たけ丸」
・沖縄県琉球新報 「りゅうちゃん」 ……etc
なお、「ひこにゃん」は著作権の問題でいつまで配信できるかは微妙な状況の様子。「全国ゆるキャラデコメ2008」の担当者は「最近ニュースでも取り上げられているとおり、主には著作権関連で問題になっているわけですが……」と困惑しながら、「もしかしたら今期限りになるかもしれません」と配信終了の可能性もにおわせている。「ひこにゃん」のデコメを配信しているサイトは「デコ道」だけのようなので、「ひこにゃん」ファンはこの早めにダウンロードしたほうが良いのかもしれない。
ちなみに「デコ道」では、今後も「ご当地ヒーロー」など、地方に根付いた数々のキャラクターをデコメ化していくという。
デコ道