源氏物語の「かさねの色目」を表現、フラワーアレンジメントと和菓子のセット発売

genji.jpg 日本文学史の中で燦然と輝く紫式部の「源氏物語」。記録上で確認されてからちょうど1000年を迎える今年は、京都府が記念事業「源氏物語千年紀 紫のゆかり、ふたたび」を展開するなど、注目を浴びている。こうした中、「源氏物語」に登場する「かさねの色目」を表現したフラワーアレンジメントと、京都の老舗菓子店・白心堂の「小倉抹茶生八ッ橋」がセットになった「源氏物語」1000年記念商品が、日比谷花壇から発売されることとなった。注文は、同社のオンラインショッピングサイト(http://www.hibiyakadan.com/gift/)、携帯サイト「花hana」(http://www.hana.com/)、フリーダイヤル(0120-001187)で受け付け中。価格は5,250円(税込み)。

 「かさねの色目」は、「源氏物語」の舞台となっている平安時代、宮廷の女性たちがこぞって衣装に取り入れていた色の組み合わせ。四季の自然や動植物にちなんだものが好まれていた。

 今回のフラワーアレンジメントでは、この「かさねの色目」のなかでも春にぴったりな「梅重(うめがさね)」を表現。淡紅梅色から濃紫色へのグラデーションを、シンビジウムやバラ、カーネーション、ちりめん風リボンなどを使ってデザインし、梅の花の重なりを艶麗に表した。

 一方、白心堂の「小倉抹茶生八ッ橋」は、上品な甘さの小倉入り抹茶あんを抹茶を贅沢に使用した生八ッ橋生地で包んだ、和風情緒あふれる逸品。包みには源氏物語千年紀委員会の承認ロゴが記されている。

 注文受け付け期間は5月28日までで、配送期間は3月16~5月31日。平安人の繊細な美的感覚と味覚が同時に楽しめるセット。うららかな春を迎えるにあたって、「源氏物語」の世界へと浸れそうだ。

日比谷花壇
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