「Internet Explorer 7」の日本語版、2月13日からWindows XP向け自動更新スタート

ie7_up002.jpg 2006年11月2日にリリースして以来、マイクロソフトのダウンロードセンターからのダウンロードでのみ提供されてきた「Internet Explorer 7」(以下、IE7)の日本語版。これまでオンラインバンキングやオンライントレードなど、ネットの「IE7」への対応が遅れていたことを理由に、現在まで自動更新は行われてこなかった。ただ、リリースから1年余が経ち、ネットの「IE7」への対応状況も変わってきたため、2月13日から、Windows XP向けの自動更新をスタートさせることになった。

 自動更新の対象となるのは、「IE7」をインストールしていないWindows XPユーザー。2月13日以降、「更新の準備ができました」というメッセージが表示されるようになり、ユーザーに「IE7」へのアップデートを促すようになる。ただし、強制的なアップデートではなく、ユーザーは更新を拒否し、従来の「IE」のバージョンを使い続けることも可能。また、一度「IE7」にしたあと、「IE6」に戻すことも可能だ。

 「IE7」はタブ機能やRSSリーダー機能、ブラウザ上から検索できる検索窓の設置など、従来の「IE」から大幅に機能が強化されている。「Firefox」をはじめほかのブラウザでは以前から実装されている機能が、「IE」でも利用できるようになったのが「IE7」というわけだ。なお、Windows Vistaでは標準のブラウザとして「IE7」がプリインストールされている。

 長らく使い慣れてきたブラウザがバージョンアップで使用感が変わってしまうのは不安が付きまとうが、今後は「IE7」が主流になっていくのは間違いないだけに、興味ある人はこの機会にアップデートしてみてはいかが?

「IE7」自動更新告知ページ