「丼ものチェーン店」のイメージ調査、総合力は「吉野家」がダントツの結果に

don_image001.jpg ボリュームがあり、サッと食べられ、安くてうまい。日本人が大好きな「丼もの」は、数ある外食チェーンの中でも人気の高いジャンル。日本全国に店舗を構え、24時間営業をしている大手も多く、お腹が空くとついつい足が向かってしまうという人も多いだろう。そんな「丼ものチェーン店」の大手5ブランド(吉野家、松屋、すき家、なか卯、てんや)を対象としたイメージ調査を日本ブランド戦略研究所が実施している。

 調査項目として設定されたのは「おいしい」「入りやすい」「顧客ニーズの対応に熱心だ」「店員の態度に好感が持てる」「経営態度に信頼がおける」「安全な食材を使っている」「衛生的だ」「オリジナリティがある」「メニューが豊富だ」の9つのイメージ。

 これをもとに、各チェーンが「おいしい」「入りやすい」「顧客ニーズの対応に熱心だ」「店員の態度に好感が持てる」などの6つのイメージで獲得したポイントを「総合力ランキング」、「衛生的だ」「オリジナリティがある」の2つのイメージで獲得したポイントを「付加価値ランキング」、「メニューが豊富だ」のイメージで獲得したポイントを「バラエティランキング」と、それぞれをランキング形式にまとめて発表している。

 「総合力ランキング」の1位に輝いたのは吉野家。中でも「おいしい」と「入りやすい」のイメージが、ほかのチェーンに比べるとズバ抜けて高く、2位の松屋、3位のすき家に大きな差を付けている。「付加価値ランキング」はてんやとなか卯がワンツー。てんやは天丼、なか卯は親子丼を主力商品にするなど、メニューの独自色が強い点が高く評価されているようだ。逆にこのランキングでは吉野家が最下位の評価を受けている。

 「バラエティランキング」は松屋、すき家、なか卯の順。充実の定食メニューを誇る松屋、牛丼のバリエーションが豊かなすき家、うどんなどのメニューも並ぶなか卯と、それぞれのチェーンがカラーとして打ち出しているポイントが、しっかりと評価されているようだ。