これでローマ字略語も怖くない? 実例集付き解説本「KY式日本語」発売
昨年の流行語大賞候補になった「KY(空気読めない)」を筆頭に、おもに女子高生の間やネット上で使われるようになったローマ字略語。「AY(頭弱い)」「CB(超微妙)」「JK(女子高生)」「PK(パンツ食い込む)」など、ローマ字のままでは分からない言葉ばかりだ。こうしたローマ字略語を解説する「KY式日本語 ローマ字略語がなぜ流行るのか」が、大修館書店から2月7日に発売される。すぐに使えるシーン別実例集も付いて、価格は714円(税込み)。
「KY式日本語」は、同書店が主催している「第2回『もっと明鏡』大賞 みんなで作ろう国語辞典!」に寄せられた作品やインターネット上の使用実例に基づいて、「もっと明鏡」委員会が編集した解説本。全439語のローマ字略語(KY語)を収録しており、分析・解説は「明鏡国語辞典」の編者である北原保雄氏(筑波大名誉教授)が担当した。
4章構成で、第1章ではローマ字略語が発生した背景や機能などを紹介。第2章では「KY」や「PK」など使用頻度・認知度の高い主要語29語を、語源や使用例、関連語などを交えて解説している。
第3章では、「YH(指入ってる)」について「はいよっ、ラーメンお待ち」「あのー、かなりYHですけど…」など、ありがちなシチュエーションを切り取ったシーン別16実例を収録。第4章の「基本単語帳」や「声に出して読む名句・名言」とともに、明日から使える実践的な内容だ。
[おもな収録語]
AM=相席は無理/GK=業者変えろ/HH=箸が下手/KY=空気読めない/KY=急な呼び出し/OTK=音を立てて食うな/PK=パンツ食い込む/PSI=パンツにシャツイン/PTA=パットを使うAカップ/PTA=パトラッシュとあるいた/YH=指入ってる/YN=夢がない/ZT=ずっと友達
KY式日本語 ローマ字略語がなぜ流行るのか
大修館書店