欧州で大人気の「21世紀のコカ・コーラ」、清涼飲料「ビオナーデ」が日本上陸

bionade001.jpg 1886年に米国ジョージア州のアトランタで産声を上げ、19世紀末から現在に至るまで、世界中の人々を虜にしてきた「コカ・コーラ」。万国共通言語にまでなった「コカ・コーラ」は、まさに「清涼飲料の王」とも言える存在だ。だが、その王に果敢に挑戦をしかけ、ドイツでは「21世紀のコカ・コーラ」と呼ばれるほど注目されている清涼飲料がある。名は「ビオナーデ」。いま、ヨーロッパで最もホットな清涼飲料だ。

 「ビオナーデ」の歴史は、1980年代までさかのぼる。ドイツでビール工場を経営していたディーター・ライポルト氏は、倒産危機に瀕した工場に頭を悩ましていた。そんなおり、ひょんなことから発酵によって糖をグルコン酸にする微生物を発見。この微生物をもとに酸味のある液体作り、微炭酸を加えることで、1995年に「ビオナーデ」の開発に成功した。開発には足かけ8年もの歳月を費やしたという。

 当初は「ビオナーデ」の販売はうまくいかなかったものの、オーガニックな原料だけで製造された「ビオナーデ」は次第に口コミで評判となり、コカ・コーラ社の流通網で販売されることに。以降、ドイツはもちろん、ヨーロッパ全域で人気を集め、2006年には7,300万本もの売上げを記録する大ヒット商品となっている。

 現在はドイツに加え、オーストリア、スイス、スカンジナビア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランドで販売中だ。なお、パリで開かれた国際食品見本市では、ノンアルコール飲料部門で金賞を獲得。高い評価を受けている。

 昨年8月にはマクドナルドと販売契約を結ぶなど、さらに販売地域の拡大が見込まれているが、そうした中、今年3月には日本に上陸することが正式に決定した。まだ価格や販売網といった詳細な情報は明らかになっていないが、人気と評価を携え、満を持しての日本上陸は大きな話題を呼びそうだ。

ビオナーデ 公式ページ
ビオナーデ(Wikipedia)
ドイツで大人気 お洒落で健康的な清涼飲料「ビオナーデ」とは?(mixiニュース)