ケータイは「メールするための道具」が8割強、「電話するための道具」を上回る
昨年12月末時点でのケータイ契約数が1億契約を突破。単純計算で国民すべてが1台ずつケータイを所有する時代が目前に迫ってきたが、生活必需品となったケータイは、いま、どのような「使われ方」をしているのだろうか。モバイル関連のリサーチを行うネットエイジアが「ケータイとライフスタイル」についての調査を実施、その結果を公表している。
調査は2008年1月7日~10日の期間、15歳~39歳のケータイユーザーを対象に行われたもの。年齢分布は15歳~24歳が100名、25歳~29歳が100名、30歳~39歳が100名で、男女比は5:5、キャリアの分布はNTTドコモが50.3%、auが35.7%、ソフトバンクが14.0%となっている。
人々の生活の中で、ケータイがどのような「使われ方」をしているのか、「ケータイといえば自分にとって何のための道具か?」(複数回答可)との質問を投げかけたところ、最も多かったのは80.3%が回答した「メールするための道具」だった。以下、「話すための道具」が68%、「コミュニケーションするための道具」が53.3%、「遊びができる道具」が40.3%、「生活するため、絶対なくてはならない道具」が27%、「仕事で必要な道具」が26%と続いている。
さらに同じ質問を複数回答ではなく、単一回答で聞いたところ、トップは「メールするための道具」で31.7%。2位は「コミュニケーションするための道具」の24%で、18%の「話すための道具」は3位に順位を下げた。また、年代別で見ても、全年代で「メールをするための道具」が「話すための道具」を圧倒している。
このことからも、ケータイで重視されるポイントは「通話機能」から「メール機能」にシフトしていると言えそうだ。
ケータイとライフスタイル~ケータイユーザー意識調査~