自宅パソコンのスペック3割が「わからない」、メーカー別所有率は「富士通」が最多
活用の幅が広がり、爆発的に普及しているパソコン(PC)。「1家に1台」から「1人1台」の時代に突入している。その自宅PCについてどのくらい把握しているのかを、ネットビジネス専門ニュースサイトのインターネットコムとJR東海エクスプレスリサーチが調査したところ、7割以上が自分専用のPCを所有していながら、約3割がスペックを把握していないことが明らかになった。また、メーカー別の所有率は「富士通」が17.0%でトップになっている。
調査は1月11~13日の期間、官公庁、地方自治体、民間企業に勤務する20代~60代の男女330人(男性57.3%、女性42.7%)を対象に行ったもの。自宅PCの所有率は96.4%で、その中で自分専用である割合は73.6%だった。
自宅PCのOSの種類では「Windows XP」が74.5%と圧倒的に多く、昨年1月に発売された「Windows Vista」は、「Mac OS X」(6.9%)を少し上回る9.4%にとどまった。
一方、PCのスペックについて尋ねたところ、HDDの容量は「50~100ギガバイト」(18.9%)と「100~250ギガバイト」(18.2%)がほぼ同率で、メモリの容量では「512MB~1GB」(21.7%)、CPUの種類では「Pentiumシリーズ」(28.3%)が多数を占めた。しかし、各スペックで最も多かった回答は「分からない」。それぞれ34.0%、26.1%、26.4%で、約3割が自分のPCのスペックを把握していないことが明らかになった。
このほか、メーカー別所有率では1位の「富士通」に続いて「SONY」が僅差(16.7%)で2位、3位は「NEC」(15.1%)、4位「DELL」(9.1%)となっている。また、購入時期は「3~4年前」が33.0%で最も多く、それに「2年前」(23.3%)、「2007年以降」(21.1%)と続いた。このことから、インターネットコムは「約3~4年で自宅PCを買い替える傾向であることが伺える」としている。
自宅 PC のスペック、約3割が「わからない」
Japan.internet.com
JR東海エクスプレスリサーチ