「1秒間に60枚」撮影できる超高速連写、カシオ計算機から世界最速の「EXILIM PRO」
画素数、光学ズームの倍率、搭載する液晶のサイズなど、これまで幾多のトレンドを経ながら、進化を続けてきたデジタルカメラ。そうした進化も行き着くところまで行き、一服感が漂い始めたとの声もあるいま、カシオ計算機が一石を投じる革新的なデジタルカメラ「EXILIM PRO EX-F1」を開発、3月下旬から発売を始めることになった。なんと「1秒間に60枚」撮影できる超高速連写を実現した、恐るべき性能を持った製品だ。
「EXILIM PRO EX-F1」は、今年8月にカシオ計算機が発表した試作1号機を製品化したもの。同時期にドイツ・ベルリンで開催されたコンシューマーエレクトロニクスの展示会「IFA2007」で初めて展示され、世界最速の連写機能が絶賛されたデジタルカメラだ。
まだ詳しいスペックは明らかにされていないが、分かる範囲の情報をまとめておくと。画素数は600万画素で、撮像素子は1/1.8型高速CMOS。ズームは光学12倍、外部メモリにはSD/SDHCメモリーカード、マルチメディアカード、マルチメディアカードplusを採用、最大60枚/秒の高速連写や最大7枚/秒のフラッシュ連写機能を搭載している。
また、 画像サイズ1920×1080ピクセル、フレームレート60fields/秒の美しいフルハイビジョンムービーの撮影も可能。さらに、目に見えない速さの動きを超スロー映像で見られる「ハイスピードムービー」も撮ることができるという。
実売は13万円台と、ほかの民生用デジタルカメラと比較するとやや高めの価格ではあるが、高速連写によって手に入る、肉眼や従来のカメラでは見えてこなかった世界に魅力を感じるなら、間違いなく「マストバイ」な製品だろう。
カシオ計算機
世界最速の連写ができる次世代デジタルカメラを開発