風評に苦しむ牡蠣を救え、イメージアップソング「カキのうた」がYouTubeでブレイク

kaki_no_uta001.jpg 昨年大流行したノロウイルスの影響を引きずり、今年も苦戦を強いられている「海のミルク」こと牡蠣。昨年は牡蠣経由でのノロウイルスによる集団食中毒例は報告されなかったにも関わらず、それまでノロウイルスが「牡蠣をはじめとする2枚貝の生食による食中毒の原因」とされてきたことから、風評被害をモロに受けてしまった格好だ。養殖中止に追い込まれた生産者も出始めたほか、価格は暴落、苦労して出荷しても小売りの段階で売れ残ると、牡蠣を取り巻く状況は極めて厳しい。そうした牡蠣のイメージアップを図るべく、牡蠣の代表的な産地である広島県の漁業協同組合連合会メンバーが企画・制作したのが「カキのうた」だ。

 「カキのうた」は、「♪カキ食べればハッピ~カキ食べればラッキ~」と陽気なメロディで牡蠣への愛を歌い上げたイメージアップソング。ミュージカル「アニー」で主役を務めたことでも知られる石丸椎菜や、東京バナナボーイズの村上明彦、安全地帯の矢萩渉、振り付け師のラッキィ池田が結集した「CNA(シーナ)&カーキーズ」による楽曲だ。

 11月23日にCDが発売され、一部スーパーでも流れるなど、早速牡蠣のイメージアップに向けたプロモーションを展開中だが、「カキのうた」応援団に起用されたアイドル、見学奈緒(元ミス成蹊。めざましテレビにレギュラー出演中)が出演する応援動画が、いま、YouTubeでブレイクの兆しを見せている。

 この動画は見学奈緒が自身の部屋(という設定)で「カキのうた」を口ずさみながら、ラッキィ池田考案の踊りを披露するというもの。軽快な歌や親しみやすい踊り、そしてそれらをキュートにこなす見学奈緒のかわいらしさが評判を呼び、現在、再生回数は6万回を超えている。また、英語字幕バージョンも公開されており、海外からの反応も上々だ。

 今後の牡蠣の命運を握っている……かもしれない「カキのうた」。YouTubeで火が付き、巷でも話題をさらう楽曲になれるかどうか、注目だ。



CNA(シーナ)&カーキーズ
見学奈緒 プロフィール