「ゴルゴ13」初のテレビアニメ化決定、連載開始40周年の来春放送予定
発行:2007年12月25日 23:54
1968年に「ビッグコミック」(小学館)で連載が開始され、現在も人気となっている劇画アクション作品の金字塔「ゴルゴ13」(さいとう・たかを作)。さまざまな漫画や文化に影響を与え、漫画好きで知られる自民党前幹事長の麻生太郎氏もファンを公言している。その「ゴルゴ13」が連載開始40周年を迎える来年の春、テレビアニメ化されることが決定した。実写映画や劇場版アニメなどは製作されたが、テレビアニメは初のこと。ファンの期待が膨らみそうだ。
「ゴルゴ13」は、本名、年齢、国籍などが一切不明な超一流のスナイパー“ゴルゴ13”ことデューク東郷(自称)を主人公とした劇画アクション作品。ハードボイルドな内容が人気で、フジテレビ系「トリビアの泉」の調査で「日本の理容室に一番置かれている漫画」にも認定されている。また、フィクションながらも国際情勢に通じており、その緻密さは外務大臣を経験した麻生太郎氏が絶賛するほどだ。
これまで、1973年に高倉健主演、77年に千葉真一主演で実写映画化されており、83年に劇場版アニメ、98年にオリジナルビデオアニメを製作。00年には着色したイラストに声をあてる「観る漫画」がテレビで放映されたが、テレビアニメ化は初のこととなる。
デューク東郷の声を誰が担当するのか、最も多いセリフである「……」をどう表現するのかなど興味は尽きないが、いまのところ詳細は未定。内容については、来年2月25日以降に発売されるビッグコミック誌上で順次発表される予定だ。
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