「空想無印」から初の商品化、文字が隠れない「貼ったまま読める透明付箋紙」発売

tomeifusen.jpg シンプルなデザインが愛されている無印良品が、今年2月にオープンした商品開発コミュニティサイト「空想無印」。消費者のアイデアを公開して賛同者を募り、一定数に達した時点で商品化を検討するこのサイトから、第1弾商品「貼ったまま読める透明付箋紙」が来年1月24日に発売される。トレーシングペーパーのように透明なため、小説や参考書、地図などでも文字の邪魔をせずに貼れるようになっている。文庫本サイズの140×95ミリで、20枚入り。価格は525円(税込み)。

 「空想無印」は、無印良品で販売して欲しい新商品案を利用者から広く募集し、投稿された案への投票が1,000票に達すると商品化を検討するというコミュニティサイト。新商品のアイデア「新作提案」、いまある商品の改良アイデア「カスタマイズ提案」、廃盤になった商品の再販売を求める「廃盤品復刻希望」の3つの項目があり、各アイデアへのコメントも投稿できるため活発な意見交換も行える。

今回、同サイトから初めて商品化されることとなった「貼ったまま読める透明付箋紙」は、カスタマイズ提案で1,195票を獲得した提案「本に貼るための透明な付箋」を元にしたもの。最後の条件となる仮予約300件を12月13日に達成し、ついに商品化にこぎつけた。

 マジック、ボールペン、万年筆、鉛筆などさまざまな筆記具に対応しており、この付箋を貼れば借りた本でも気にせず書き込むことが可能。素材選びから形、サイズまで寄せられた127件の意見を参考にするなど、多くの人のニーズが反映された商品となっている。

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