問われるのは“ご主人様”への奉仕の心、「正しいメイド」を認定するメイド検定開催

maidkentei.jpg コスプレの一環として始まり、日本のサブカルチャーを代表する存在となったメイド。近年はメイドカフェなどがブームとなり、その勢いは海を越えて世界的なものに発展している。こうして一般にも広く認知されるようになったメイドを単なる「ブーム」で終わらせず、「文化」として根付かせることを目的に、「正しいメイド」を認定する「メイド検定」が12月23日に東京・秋葉原で開催される。問われるのは、メイドに関する知識と教養、そして“ご主人様”や“お嬢様”への奉仕の心だ。受検料は、試験前に開催するセミナー受講料と合わせて4,000円(プラス受検票の送料700円)。

 「メイド検定試験」を主催するのは、コスプレ情報誌「COSMODE」(インフォレスト刊)の大門太郎編集長を会長とした日本メイド協会。メイドカフェやメイドリフレクソロジーなど増加するメイド業種に対し、メイドの情操教育や地位向上を目的として今春設立された。今年10月には第1回メイド検定を開催し、15~38歳の女性約60人が受験。42人が合格している。

 第2回の今回は前回同様、初心者向けとなる3級試験のみの実施で、試験内容は基本的な接客マナーとメイドの歴史。4択20問、記述10問の計30問を60分間で答え、正答率70%で合格となる。

 受験資格は15歳以上の女性で、申し込みは12月17日締め切り。来年3月下旬には裁縫、料理、掃除、洗濯の知識が問われる2級、さらには実技が試される1級の検定を実施する予定。1、2級合格者には、メイド業種への斡旋も行う。

 19世紀後半の英国ビクトリア朝時代に花開いたメイド文化。現在メイド業種に携わっている人もそうでない人も、接客業に役立つ歴史ある“メイド道”を極めたいならばぜひ。

[第2回メイド検定3級概要]
日時: 2007年12月23日 セミナー 午後1時半~3時半、試験 午後3時45分~4時45分
場所: 東京都中小企業振興公社(東京・秋葉原)
申込方法: 日本メイド協会公式サイト応募フォームから
申込締切: 2007年12月17日午後11時59分(それ以前でも定員に達し次第終了)
受検料: セミナー 2,000円、試験 2,000円(+受検票送料700円)

日本メイド協会