「日本一高額」なご当地検定、受験料3万円の「第1回 越前カニ検定」実施へ
いま、世の中は検定ブーム。さまざまな検定が雨後の竹の子のように創設され、資格というよりは、自分の知識の度合いを測る意味で受験する人が増えている。中でも「京都・観光文化検定」や「江戸文化歴史検定」など、全国各地、その土地の文化や歴史にスポットを当てた「ご当地検定」が花盛りだ。そんな「ご当地検定」の新顔として、福井商工会議所が「越前カニ検定」を創設。来年1月12日に第1回の試験を実施する。受験料は驚きの3万円。日本一高額な「ご当地検定」だ。
「越前カニ検定」は、福井県の名産品にして、日本を代表する冬の味覚でもある「越前がに」をテーマにした検定。3万円という、突き抜けて高額な受験料を設定したのは、高級食材である「越前がに」に相応しい検定にするためだという。
とはいえ、ただ検定を受けるだけで3万円もするのでは、いかに「越前がに」を愛して止まなくとも、受験を躊躇しないほうがおかしい。でも、安心して欲しい。「越前カニ検定」は試験にプラスして、「越前がに」と福井の地酒が振る舞われる合格&残念パーティーと、「越前ガニ博士」こと今攸(こんとおし)先生によるカニ講座と、正しい蟹の食べ方の解説がセットになった、ボリューム満点の企画なのだ。それなら3万円でも納得の内容だろう。
受験の申し込みは11月26日から始まっており、12月14日まで受け付ける。受験会場は東京・青山(東京都港区南青山5丁目4-41 グラッセリア青山内)にある「ふくい南青山291 2階多目的ホール」で、合格&残念パーティーは同会場にある「日本料理 ありそ亭」で行われる予定だ。検定にしては珍しく定員が設定されており、先着30名のみ受験することができる。
「越前がに」は福井県の近海で獲れる雄のズワイガニのこと。今年は11月6日午前0時に漁が解禁され、三国港をはじめとする福井県内の漁港は、連日「越前がに」の水揚げで活気に満ちているという。
合格&残念パーティーも楽しそうな「越前カニ検定」。「越前がに」を愛するなら、試しに受験してみる価値はありそうだ。
越前カニ検定