フォートラベル調査「全国人気温泉ランキング2007」発表、1位は熊本・黒川温泉
11月も終盤となり、寒さがいっそう厳しくなっている。こんな季節は、ゆったりと温泉に浸かって寒さと忙しさで疲れた体をじっくり休めたいところ。年末年始の休みに温泉旅行を計画している人も多いのでは? そんな中、旅行専門ポータルサイト「旅行のクチコミサイト フォートラベル」が今年度版の「みんなで決める!人気温泉ランキング」を発表した。全国120カ所の温泉地から1位に選ばれたのは、黒川温泉(熊本県)。温泉旅行先を決める際の参考になってくれそうだ。
このランキングはフォートラベルの利用者1,289人に、スタッフが選定した全国120カ所の中から実際に行ったことのある温泉地を選択してもらい、「人に勧めたい度」「お湯(泉質・効能)」「ホテル・旅館の質(施設の充実度・清潔感、サービス)」「日帰り入浴施設の充実度」「温泉街の雰囲気」「交通の便」の6項目を3段階で評価してもらったもの。実施期間は10月16日~11月15日となっている。
すべての評価の平均を算出した「総合評価」では、昨年と比べてトップ3の変動はなかったものの、前回1位だった湯布院(大分県)が2位に後退し、代わって前回3位だった黒川温泉が他の順位間を上回る0.1ポイント差で首位を獲得。3位の草津温泉(群馬県)以外、トップ5は西日本の温泉地が占めている。
黒川温泉が1位に選ばれた理由として、フォートラベルは「街全体が温泉情緒あふれる景観を保ち、旅館同士も協力し合って多くの観光客に喜ばれるサービスを提供している。こうしたホスピタリティー精神あふれる街全体のサービスが支持されたのではないか」としている。
また同サイトは、アクセスが悪いながらも8位に選ばれた鶴の湯温泉(乳頭温泉郷、秋田県)に注目。各評価項目別で見ると「人に勧めたい度」「お湯」で1位になっており、純粋に温泉を楽しむなら最適の温泉地であることが示唆されている。
このほか、「人に勧めたい度」「お湯」で玉川温泉(秋田県)や酸ヶ湯温泉(青森県)、「ホテル・温泉の質」で秋保温泉(宮城県)や和倉温泉(石川県)など、「総合評価」でトップ10に入っていない温泉地が上位に選ばれている。目的に合わせて、こうした項目別のランキングを参考にするのもよいかもしれない。
[みんなで決める!人気温泉ランキング2007 総合評価トップ10](「旅行のクチコミサイト フォートラベル」調べ)
1位 黒川温泉(熊本県)
2位 湯布院温泉(大分県)
3位 草津温泉(群馬県)
4位 城崎温泉(兵庫県)
5位 道後温泉(愛媛県)
6位 有馬温泉(兵庫県)
7位 別府温泉(大分県)
8位 鶴の湯温泉(乳頭温泉郷、秋田県)
9位 箱根湯本温泉(神奈川県)
10位 登別温泉(北海道)
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