近所の郵便局がプレイガイドに? 全国約2万の窓口で映画チケットの販売開始
発行:2007年11月14日 23:52
10月1日の民営化により、郵便局会社、郵便事業会社、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険に分社した郵政事業。その中でも最も身近な郵便局を管理する郵便局会社が、映画やコンサートなどのチケット販売事業に参入することとなった。第1弾となるのは、来年2月公開予定の映画「ポストマン」(今井和久監督)のチケットで、11月19日から簡易郵便局を除く全国約2万の郵便局窓口で販売される。
郵便局会社は、民営化に伴って自動車保険販売や年賀状印刷サービス、カタログ販売などの新たなビジネスに乗り出しており、今回のチケット販売事業参入も手数料収入を新たな収入財源にするのだという。
チケットが販売される映画「ポストマン」は、小さな町の郵便局が舞台の作品で、主演の長嶋一茂が製作総指揮を務めている。日本郵政グループが全面的に撮影協力した縁もあって、第1弾チケット販売作品として白羽の矢が立ったようだ。
近年はオンライン化によって次々と窓口を閉鎖しているプレイガイドだが、人気公演のチケット販売の際には長い行列がつくられる。近所の郵便局がプレイガイド化することによって、利便性が向上しそうだ。また、JR東日本の「びゅうプラザ」などのように、特定の公演を独自に発売することが期待される。
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