東京国際映画祭で最優秀作品賞受賞、「迷子の警察音楽隊」の公開初日が決定
発行:2007年11月12日 23:27
ユダヤの地に迷い込んだエジプトの警察音楽隊を通して、人間の温かさや優しさを描いた映画「迷子の警察音楽隊」。東京国際映画祭の最優秀作品賞、東京サクラグランプリをはじめ、カンヌ国際映画祭、ミュンヘン映画祭など世界の映画祭で絶賛されたこの作品の日本公開初日が12月22日に決定した。初日に公開されるのは東京・シネカノン有楽町2丁目と神奈川・川崎チネチッタの2館で、大阪や名古屋、福岡など順次公開される予定だ。
「迷子の警察音楽隊」は、文化交流のためにイスラエルを訪れたエジプト警察所属のアレキサンドリア警察音楽隊が主人公。しかし、空港に降り立った彼らを迎える人の姿はなく、自力で目的地に向かうが辺境の町へと迷い込んでしまう。
言葉も宗教も違うだけでなく、長年対立を続けてきた2つの民族。その間に繰り広げられるぎこちなさ、愛、友情、そして人生を語り合うなど、温かな交流を描いたこの作品は、カンヌ国際映画祭の審査員を“一目惚れ”させ、東京国際映画でも最大の賛辞が贈られた。
弱冠33歳の新鋭、エラン・コリリン監督とイスラエルのトップスターたちが作り上げた平和と希望の物語、2007年の最後に忘れられない映画となりそうだ。
[作品概要]
作品名: 迷子の警察音楽隊
監督: エラン・コリリン
出演: サッソン・ガーベイ、ロニ・エルカベッツ、サーレフ・バクリ
公開日: 2007年12月22日(シネカノン有楽町2丁目、川崎チネチッタほか)
迷子の警察音楽隊