マイクロソフトが「Xbox 360」価格改定で最大4,995円値下げ、年末商戦に攻勢へ
任天堂の「Wii」やソニーの「プレイステーション3」よりも1年早く市場に投入されたものの、前世代の「Xbox」が作ってしまった「巨大」「うるさい」「ゲームがない」といった悪印象を拭いきることができず、また、いわゆる「洋ゲー(洋モノのゲーム)」への過剰なアレルギー反応などから、マイクロソフトの「Xbox360」は長らく苦戦を続けている。10月1日~10月7日の1週間の販売台数は「Wii」の2万1000台、「プレイステーション3」の1万1000台には遠く及ばず、わずか3100台しか売れていないとのデータもあるほどだ(エンターブレイ調べ)。こうした状況を改善するべく、年末商戦に向けた価格の引き下げが発表された。
11月1日から値下げを行うのは、スタンダードモデルの「Xbox 360」と、HDDなどを省いた「Xbox 360 コアシステム」。「Xbox 360」は34,800円(4,995円値下げ)、「Xbox 360 コアシステム」は27,800円(2,000円値下げ)に改定する。
また、11月1日からは「Xbox 360」の新パッケージとして、HDMI出力端子を備え、「Forza Motorsport 2」と「あつまれ! ピニャータ」のソフト2本を同梱した「Xbox 360 バリューパック」を発売。スタンダードモデルよりお得感たっぷりにも関わらず、価格は据え置きの34,800円だ。「Xbox 360」の購入を検討していた人は、この機会に買わない手はないだろう。期間限定のパッケージなので、購入はお早めに。
なお、「Xbox 360」が苦戦を強いられているのは日本市場のみで、本国・米国では絶好調。9月だけで330万本を売り上げた「Halo 3」がけん引役となり、「Xbox 360」の本体は約52万8000台も売れた。米国でも伸び悩む「プレイステーション3」を尻目に、シェアを拡大中だ。
Xbox 360