バンダイのカプセル事業30周年、デジタルで進化したガシャポン「データップ」導入

gasya_banai002.jpg 子どもから大人まで、幅広い年代から愛されているカプセル玩具。この分野で老舗のバンダイは、今年でカプセル事業30周年を迎えた。若い世代には「ガチャガチャ」よりも「ガシャポン」のほうが一般的なほど、バンダイのカプセル事業はすっかり浸透していると言っても良いだろう。この「ガシャポン」がデジタルとの組み合わせにより大きく進化。新型のカプセルマシン「データップ」として、11月下旬から展開を始める。

 「データップ」は「ガシャポン」に埋め込まれたデジタルデータで遊ぶ、新型のカプセル自販機商品。購入したフィギュアのデジタルデータを、「データップ」専用筐体「データップステーション」に読み込ませることで、ゲームも楽しめてしまうという、新しい「ガシャポン」だ。

 「データップステーション」は、上部にゲーム画面やコントロールパネル、下部に「ガシャポン」を販売する従来の「カプセルステーション」の2層で構成。デジタル化に際しては、バンダイナムコゲームスと共同で開発、アミューズメント機器のノウハウを詰め込んでいる。

 11月下旬から展開する第1弾は、小学生の男児をはじめ、幅広い層に人気の「SDガンダム」を起用した「データップ SDガンダムガシャポンバトル パート1」。1回1カプセル200円(税込み)で、全20種類を販売する予定だ。全国の玩具店、百貨店・量販店の玩具売場、スーパーマーケットおよびアミューズメント施設に順次設置していく。

☆バンダイの「ガシャポン」30年の歩み
1977年 自動販売機専用カプセル商品市場に、当時では異例の100円で参入。
1983年 「キン肉マン」フィギュア(キン消し)を商品化。累計1億8000万個販売。
1985年 「SDガンダム」を商品化。
1991年 200円カプセルを商品化。
1994年 精巧な「HGシリーズ」、マグネットの「くっつくんですシリーズ」を導入。
    「ポケットモンスターシリーズ」を商品化。
2001年 100~400円切替式ユニット型自販機「CAPSULE STATION」を導入。
    「HGシリーズ」が累計販売数1億個を突破。
2003年 「くっつくんですシリーズ」累計販売数1億個を突破。
    省スペース対応の新型自販機「CAPSULE STATION mini」を導入。
2004年 菓子自販機「SweetsStation」導入、菓子自販機の第1弾「miniPEZ」を発売。
    「HGシリーズ」、「くっつくんですシリーズ」10周年。
2005年 「ネタボイス」(音声回路商材)を導入。
2006年 おしゃべりするカプセル玩具「サウンドロップシリーズ」発売。
2007年 初めてバイオマスチップを使用した「アースカプセル 昆虫採集」を発売。
    カプセル玩具初のデジタル連動「データップ」を発売。

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