東京駅の超高層ビル「グラントウキョウノースタワー」と「同サウスタワー」が完成
著しい再開発が進む東京。汐留、六本木、豊洲、有楽町、日本橋、銀座と、さまざまな街が目覚ましい変化を遂げているが、東京駅周辺の八重洲・丸の内エリアも注目の再開発スポットだ。「丸の内ビルディング」(2002年)、「丸の内オアゾ」(2004年)、「新丸の内ビルディング」(2007年)と、次々に巨大なビルが建設されているが、東京駅八重洲口に隣接する形で建設が進められてきた「グラントウキョウノースタワー」と「同サウスタワー」が10月末に完成、11月1日からテナントが入居し、11月6日に開業することになった。
東京駅の駅舎を挟むように建設された「グラントウキョウノースタワー」(地上43階、地下4階)と「同サウスタワー」(地上42階、地下4階)は、JR東日本や三井不動産、鹿島八重洲開発、新日本石油などが共同で進めてきた超大型の再開発プロジェクト。「ノースタワー」には百貨店やオフィス、「サウスタワー」には店舗やオフィスが入居する。
いずれの棟にも著名な企業がオフィスや店舗を構える。「ノースタワー」は地下1階から13階までを百貨店の「大丸」が、ほかにも大和証券グループ(17~36階)などが入居する予定だ。一方の「サウスタワー」にはBMW(1階、21~22階)、住友信託銀行(5~18階)、リクルート(23~41階)などが入居する予定。
「グラントウキョウ」の工事はこれで終わりではなく、続いて第2期工事が始まる。第2期工事では「ノースタワー」に付随するビルや、「ノースタワー」と「サウスタワー」を繋ぐ「グランルーフ」など中央部、八重洲口駅前広場の整備などが行われる。
なお、東京駅周辺の再開発はまだまだ続く。2008年11月には「丸の内トラストタワー本館」、2009年4月には「丸の内パークビルディング」が開業する予定だ。
トウキョウステーションシティ