ポッカが女子高校生とコラボ、ピーチ風味のウーロン茶「桃恋茶」発売
中・高一貫教育の品川女子学院(東京都)が実施している総合学習授業「28project」。「28になったときに、社会で貢献している女性の育成」を目指すライフデザイン教育で、教員や保護者以外の大人と接することでさまざまなことを学んでいる。この「28project」にマーケティング事例を学ぶ場を提供しているポッカコーポレーションが、生徒と共同で「桃恋茶(とうれんちゃ)」を開発し、10月1日から関東エリアで発売することとなった。商品コンセプトからパッケージまで女子高校生の意見がふんだんに盛り込まれた、ピーチ味のウーロン茶だ。500ミリリットル入りで、価格は140円(税込み)。
「28project」ではこれまでも、中等部の生徒が常盤薬品と「眠眠打破ハードグミ『起(き)まずいじゃん』」を共同開発し限定販売を行っているが、今回の「桃恋茶」でも、商品コンセプトからパッケージデザイン、販促に至るまで生徒が開発した。
「桃恋茶」は、武夷水仙、水仙、鉄観音の茶葉をブレンドしたウーロン茶に、桃の香りをプラスしたもの。「ダイエットにうれしい飲料=おいしく飲めるウーロン茶」「香りだけ甘く、喉越しや後味はすっきり。桃の香りで癒され、甘さゼロでも満足できる」など「28project」参加生徒から寄せられた約100種類のアイディアを、校内アンケートなどを経て絞り込んで生まれた。
砂糖・甘味料不使用で甘さがゼロながらも桃がふわり香り、昨年9月の文化祭でも約7割の生徒に「おいしい」と評価されたという。ノンカロリーな点も好評だったようだ。
パッケージは、ピンクをベースに「冠」「流れ星」「リボン」「ブタ」「ハイビスカス」「バラ」「ハート」と、願い事や恋にまつわるラッキーチャームをデザインした7種類を用意。チャームはパッケージのどこかに隠されている。
また、販売促進用のポスターや店頭POPにも生徒のアイディアが生きており、ポスターには生徒の直筆メッセージが書き込まれ、POPには絵文字などを使用した。
ポッカコーポレーション
品川女子学院