シロノワールやモーニングも、名古屋の喫茶チェーン「コメダ珈琲店」が23区初上陸
発行:2007年08月31日 23:45
日本で最も喫茶店文化が発達している地域といえば名古屋だが、その名古屋にあって、地元住民から長年愛されてきたチェーン店に「コメダ珈琲店」がある。温かいデニッシュの上にソフトクリームを載せた名物「シロノワール」は、いわゆる「名古屋グルメ」の代表選手としてメディアへの登場機会も多く、他県住民からも知られた存在だ。そんな「コメダ珈琲店」が初めて東京23区に進出。8月31日から下丸子店(東京都大田区)がオープンした。
「コメダ珈琲店」は1968年に名古屋市内で創業。1970年からフランチャイズ展開をスタートさせ、現在までに300店舗以上を展開している。ただし、そのほとんどは中部地区(愛知・岐阜・三重)に集中しており、ほかの地域への進出、特に首都圏への進出はなかなか進まず、東京23区内にはまだ店舗が存在していなかった。
「2005年日本国際博覧会 愛・地球博」が愛知県で開催される直前、2004年後半から2005年にかけて、味噌かつや手羽先、味噌煮込みうどんなどの「名古屋グルメ」にけん引される形で、世間で名古屋ブームが発生したことは記憶に新しい。この時、「コメダ珈琲店」の「シロノワール」もその独特なビジュアルから話題を呼び、愛知県以外の地域でも認知されるに至った。
下丸子店では「シロノワール」はもちろんのこと、名古屋式の「モーニング」(コーヒーを注文するとトーストやゆで卵が無料で付いてくるメニュー)も提供する。名古屋の「コメダ珈琲店」の雰囲気を、23区内でもそのまま味わうことができそうだ。
コメダ珈琲店(※現在工事中)