「Google Earth」ではるか銀河系の旅、星や星雲など天体情報の提供開始
衛星写真をまるで地球儀を見るように閲覧でき、ズームアップ・アウトも自由自在な米グーグルの3Dソフト「Google Earth」。多くのテレビ番組でも使用されており、その楽しさに時間を忘れて没頭する人が続出しているという。そのGoogle Earthに、はるか銀河系の彼方まで旅ができる天体情報機能「Sky」が追加された。星や星座、星雲などが高解像度の画像で楽しむことができ、Google Earth同様、カーソルなどで移動や回転、ズームイン・アウトも可能だ。
今回追加されたSky機能は、1億の星や2億の星雲などの画像や文字による情報を提供。ナビゲーションコントロールやマウスのスクロールホイールなどで地球を中心に宇宙を見渡せるほか、ズームアップして詳細な情報を知ることもできる。
Google Earth最新版(4.2)の上部にあるSkyボタンをクリックするか、メインメニューの「表示」から「Skyに切り替える」を選択するだけで、宇宙空間が表示される。
左側に表示されるパネルをクリックすることで情報の層を重ねて表示させるレイヤは、以下の7種類を用意した(各レイヤで表示される説明はすべて英文)。
・「星座」
カシオペアからアンドロメダまで、宇宙上にあるさまざまな星座線や星座名を表示。「お気に入り」ファイルに追加すれば、自分の好きな星をすぐに探すことができる。
・「身近な天文学」
裸眼や市販の望遠鏡などで見ることができるものなど、世間に広く知られた星や星雲を表示する。
・「ハッブルショーケース」
米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げたハッブル宇宙望遠鏡による高解像度の画像129枚を表示する。
・「月」
タイムスライダーを動かすことによって、新月から満月まで2カ月間の月の動きをアニメーション形式で表示する。
・「惑星」
タイムスライダーを動かすことによって、太陽系にある7惑星の2カ月間の動きをアニメーション形式で表示する。
・「銀河の説明」
レンズ状銀河、棒渦巻き銀河など、異なるタイプの銀河を説明する。
・「星の一生」
星が誕生してからなくなるまでの一生を追って表示する。
地球だけでなく銀河系の旅も楽しめるようになったことで、Google Earthの楽しみ方がさらに広がっている。
Google Earth Sky
Google Earth