世界初の32GB SDHCメモリカード、東芝が来年1月からラインアップを拡充

sd_32_tosiba001.jpg コンパクトなサイズながら、その容量はひと昔前のハードディスク並みにまでなってきたメモリカードの数々。中でもさまざまな機器に採用され、最大のシェアを誇るSDメモリカードファミリーは、容量の拡張もスムーズに進んでいる。東芝は大容量に対応したSDHCメモリーカードの新製品として、世界初の32GBタイプの「SD-MH008GA」を来年1月から発売する。価格はオープンプライス。

 「SD-MH008GA」は、データ転送速度の目安であるSDスピードクラスの「クラス4(Class4)」に対応し、最大書き込み速度約6MB/秒を実現したSDHCメモリカード。32GBの大容量でも、データの書き込み/読み出し時にストレスなく利用できるスピードが特徴だ。そのため、静止画を扱うデジタルカメラの高速連射モードでもストレスなく撮影ができるほか、動画を扱うデジタルビデオカメラにも適している。

 また、CPRM技術を採用した高度な著作権保護機能を搭載。大容量コンテンツや膨大な量のデータを扱えるようになった昨今のメモリカードでは、こうした著作権保護機能の有無が、メモリカードの信頼性を図るひとつの指標にもなっている。

 ちなみにSDHCメモリカードは、32GBが規格で定められた上限の容量となる。

 なお、東芝はSDHCメモリカードよりもさらにコンパクトなmicroSDHCメモリカードでも8GBの容量を実現した「SD-MH008GA」を開発。来年1月から発売する。microSDHCメモリカード対応の携帯音楽プレーヤーや、音楽プレーヤー機能を搭載した携帯電話では、128kbpsの場合、約139時間分の音楽データを持ち運ぶことができる。

東芝