丸井「創業の地」の東京・中野本店が約70年の歴史に幕、閉店セールを実施中
発行:2007年08月14日 16:56
関東地方を中心に出店していた丸井も、近年は2003年の神戸、2006年の大阪、2007年の名古屋と、積極的に西日本方面へも進出。本丸の東京でも2007年10月に、有楽町に大型店がオープンするが、一方で中野にある本店は、ビルの老朽化や売上げ減少と曲がり角を迎えていた。そのため、全社的に進めている「スクラップ・アンド・ビルド」(不採算店舗を潰し、新たな店舗を設置する戦略)の一環として、中野本店の閉店が決定。8月26日午後6時半に約70年の歴史に幕を閉じる。
丸井は富山県出身の実業家・青井忠治(故人)が、新宿の月賦販売業「丸二商会」からのれん分けする形で独立した「丸井」が母体。1936年から東京・中野の現在地に本店を構えてきた。1960年から発行している「赤いカード」は、日本初のクレジットカードとしても知られている。
中野本店の閉店に伴い、現在は「閉店売りつくしセール」を実施中。ウォッチ、眼鏡・サングラス、アクセサリー、レディスファッション、メンズビジネス・グッズなど、各階のほか、中野本店に入居している家電のノジマや無印良品、コムサイズム、大丸ピーコックなども売りつくしセールを実施している。
なお、8月26日まで、同店舗では丸井創業時の頃からの中野の街の変遷がわかる「大好き中野写真展」を同時開催中。
丸井 中野本店
丸井