塩キャラメルをイメージした焼き菓子、東ハトの「ソルティサブレ・キャラメル」

salty_tohato001.jpg 甘いスイーツに塩味を加えた「塩スイーツ」が、近年話題を呼んでいる。塩スイーツの味の決め手は、素材である「塩」の持つ旨味。塩スイーツの発祥地であるフランスのブルターニュ地方は良質な塩の産地として知られ、中でも「ゲランドの塩」は旨味が強く、世界的に高く評価されている塩として有名だ。東ハトは、このゲラントの塩をアクセントに使用した焼き菓子「ソルティサブレ・キャラメル」を8月20日から発売する。価格はオープンプライス。

 今回発売する「ソルティサブレ・キャラメル」は、ゲランド地方が発祥で、最近は日本でも人気のスイーツ「塩キャラメル」の味わいをイメージ。ほろ苦くて甘いキャラメルの風味に「ゲランドの塩」のまろやかな塩味をきかせた、さっくりとした食感のくちどけの良いサブレだ。

 「ゲランドの塩」は、塩職人(パリュディエ)の手によって、塩田で古代からの伝統的手法で作られる自然海塩のこと。マグネシウム、カルシウムなどのミネラルを豊富に含み、まろやかで旨味が強いのが特徴だ。

 ここ数年、塩味をきかせることで甘さをひきたてた洋菓子が注目されており、ソルティサブレは、本格的な洋菓子のトレンドを手軽に楽しめる焼き菓子と言える。

 もともと和菓子では、小豆あんに塩を加えて甘さを引き締めるなど、甘味と塩味を組み合わせる手法がよく使われている。塩味が前面にでた洋菓子は珍しいが、例外的にフランス・ブルターニュ地方には、特産の「ゲランドの塩」を使ったものがあった。日本でも、数年前から洋菓子専門店などがブルターニュの味をとりいれるようになり、塩をきかせたキャラメルやガレットなどが登場。2002年に塩の輸入と販売が完全に自由化されたことも、塩味スイーツが広がるきっかけになったと見られている。

東ハト