「マツダRX-8」にロータリーエンジン40周年記念車登場、200台の限定販売
マツダが世界初となる2ロータリーエンジン搭載車「コスモスポーツ」を発売したのは1967年のこと。それから「ファミリアロータリークーペ」や「サバンナ」「RX-7」「ユーノスコスモ」など、ロータリーエンジン車を次々に発表してきたが、「コスモスポーツ」発売から40周年を迎えた今年、ロータリーエンジンを受け継ぐ「RX-8」に記念モデルが登場した。200台の限定販売となる。
ロータリーエンジンから撤退する企業が相次ぐ中、マツダは現在、世界で唯一のロータリーエンジン車量産メーカーとなっている。02年には「RX-7」が排出ガス規制不適合で生産停止となったが、翌年には自然吸気の「RX-8」を発売。水素ロータリーエンジンの開発も進んでおり、マツダの歴史はそのままロータリーエンジンの歴史と言えるだろう。
今回発売される「マツダRX-8ロータリーエンジン40周年記念車」は、6速マニュアル(MT)車の「RX-8 TypeS」と6速オートマチック(AT)車の「RX-8 TypeE」をベースとしており、黒革&センター材「アルカンターラ」のシートに黒革ステアリングホイール&パーキングブレーキレバー、黒革シフトレバー(6速MT車のみ)を採用。「コスモスポーツ」を想起させる内装デザインで、ボディカラーもクラシカルなマーブルホワイトとなっている。
足回りにビルシュタイン社製ダンパーや発泡ウレタン充填フロントサスクロスメンバーなどを特別装備することで、さらなる上質な乗り心地を実現。ボディには専用オーナメントをあしらっており、40周年記念車としてふさわしいモデルとなっている。
価格は、MT車AT車ともに315万円(税込み、別途リサイクル料金が必要)。200台限定なので、マツダロータリーエンジンの歴史を手に入れたい方はお早めに。
RX-8 ロータリーエンジン40周年記念車
マツダ