東芝の「gigabeat U」に日本の伝統色カラー、たんぽぽ色や柿渋色など全24色

u103_toshiba001.jpg 20色展開が話題を呼んだソフトバンクの「812SH」(シャープ製)など、豊富なカラーバリエーションは購買意欲をそそるもの。メーカーや小売店としては在庫管理が難しくなるため、諸手を挙げて歓迎……とはいかないのが本音だろうが、こうした消費者本位のもの作りは今や常識となりつつある。東芝も、ポータブルオーディオプレーヤー「gigabeat U」シリーズの派生モデルとして、日本の伝統色カラー24種類から選べる新モデル「U103」(MEU103)を24日から受注開始した。国内市場において、24種類のカラーバリエーションを揃えたのは「U103」が初めて。

 「U103」は、アルミボディを採用した従来モデル「U102」をベースに、個性的なカラーバリエーションを揃えた新モデル。あでやかで美しい「紅緋(べにひ)」や春の訪れを教えてくれる「たんぽぽ色」、日本の初夏を物語るような清々しさの「青藤(あおふじ)」など、古くから日本の四季や生活を彩ってきた日本の伝統色を採用している。発売されたのは次の24種類。

 臙脂色(えんじいろ)/柿渋色(かきしぶいろ)/牡丹色(ぼたんいろ)/つつじ色/唐紅花(からくれない)/紅緋(べにひ)/浅緋(うすあけ)/石竹色(せきちくいろ)/桜色(さくらいろ)/黄水仙(きすいせん)/たんぽぽ色/青藤(あおふじ)/露草色(つゆくさいろ)/白緑(びゃくろく)/藍白(あいじろ)/薄浅葱(うすあさぎ)/白群(びゃくぐん)/桔梗色(ききょういろ)/萌葱色(もえぎいろ)/海松藍(みるあい)/鶯茶(うぐいすちゃ)/桧皮色(ひわだいろ)/黒紫(くろむらさき)/墨色(すみいろ)

 機能は「U102」と同一。内蔵メモリ1GBのフラッシュメモリー型で、1.1インチの有機ELディスプレイに、FMラジオやFMトランスミッタ機能も搭載。別売のUSB ACアダプターを使用することで、10分間の充電で3時間の連続再生ができる急速充電にも対応している。

 完全受注販売となるため、購入は東芝の直販サイト「shop1048」や家電量販店などで申し込み、受注後2週間以内に納品という流れとなる。

「shop1048」内の販売ページ
東芝「日本の伝統色」スペシャルページ
東芝