ロールス・ロイスが新型コンバーチブル発表、クラシックヨットのような高級感
発行:2007年07月20日 01:20
高級車の代名詞として君臨するロールス・ロイス。憧れの的であるリムジンに付けられる「ファントム」の名を冠した2ドア4シーターの新型コンバーチブル「ファントム・ドロップヘッド・クーペ」が、日本で初公開された。最新鋭の安全性・デザインに、クラシックヨットの高級感を盛り込んだ造りとなっている。
「ファントム・ドロップヘッド・クーペ」は、02年の「コーニッシュ」以来となるロールス・ロイスのコンバーチブルモデル。エクスペリメンタルモデル「100EX」が世界で好評だったことから開発された最新型のGTクーペだ。
最新鋭の総アルミニウム製のスペースフレームを採用して剛性を高めながらも、1930年代のアメリカズカップに出場したJクラスのヨットにインスピレーションを受けたクラシカルなデザインが特長となっている。
日本での販売は、「ファントム」と「ファントム エクステンデッド ホイールベース」に続く3車種目で、これまでのモデル同様、最高品質の原料を使って熟練した職人の手作業によって仕上げられている。
「ファントム」を上回る1,300の新パーツが用いられており、ブラシ仕上げのスチールを使ったボンネット、リアフードカバーを飾るチーク材のデッキ、クロームやレザー、ウッドを使ったエクステリアなど、まさに「世界最高級車」の名に恥じない造りだ。また、アルミニウム・スペースフレームによって安全性だけでなく、6.75リットルV12エンジンの振動を抑えて乗り心地や居住性も高めている。
価格は5,218万5,000円(車両本体価格、税込み)。年間生産台数は最大で約200台となっており、2007年中の生産枠はすでに予約完売。08年の生産枠もほぼ予約済みの状況となっている。
ロールス・ロイス・モーター・カーズ-英文-