伊藤園、北米で渋味の利いた缶入り緑茶「Sencha Shot」を発売
発行:2007年05月07日 11:29
緑茶ブームが広がる米国で、伊藤園が同国で展開する「ITOEN」製品が話題だ。米国人が好む甘味料やフレーバー付きの製品が多い中、同市場では珍しい添加物を加えないストレートな緑茶ドリンクを提供しているためだ。飲みやすさを求める消費者が多い中、同ブランドはあえて緑茶特有の渋味を強調。そのコンセプトを生かし、同社ではこのたび缶入りの「Sencha Shot」を発表。特殊焙煎でエスプレッソのような濃厚な苦味を引き出し、ポリフェノールの一種であるカテキン成分も十分に摂取できる一品となっている。
「『Sencha Shot』を一般の栄養ドリンクと同じ味にしたいなら、砂糖やほかの添加物を加えてください」 そんなキャッチフレーズで発売された同製品は、その言葉どおり、原料が蒸留水と緑茶、そしてアスコルビン酸(ビタミンC)のみ。加糖、味付き緑茶ドリンクが一般的な米国では、渋味そのままのストレートな味は、かえって新鮮だ。
特殊な焙煎方法で濃厚な味わいの「Sencha Shot」は、6.2オンス入りの缶入り。1缶にカテキンが152mg入っており、これは従来の緑茶ドリンクよりも約5倍の栄養素だ。