新聞とブログが合体、小学生を対象とした「新聞ブログ」プロジェクトがスタート
発行:2007年03月30日 00:28
インターネット利用開始の低年齢化などにより、幼い頃からの情報リテラシー教育が重要視されている中、新聞とブログが合体した「新聞ブログ」を小学生の教育に導入しようという新たな試みがはじまった。これまで小学生による地域再発見プロジェクトなどをサポートしてきた中央大学総合政策学部の松野良一研究室(松野研)とシックス・アパートの共同プロジェクトで、ブログ感覚で作れる学級新聞の作成をとおして小学生の情報リテラシー育成を目指している。
「新聞ブログ」プロジェクトでは、シックス・アパートが開発したブログソフト「MovableType Enterprise Publishing Pack」をベースに、学級新聞・学校新聞を題材にした新聞ブログを手軽に作れるソフトウェアを共同開発。簡単なコンテンツ入力作業だけで、新聞風のデザインが作成できるようになっている。
この「新聞ブログ」は、通常のブログと同様にウェブサイトで掲載・閲覧できるだけでなく、A3判の印刷にも対応。ネットと紙媒体の両方で活用することが可能だ。
沖縄県の小学校2校で実証実験を行っており、児童や教師の評判は上々。情報リテラシー教育の取りかかりとしては最適な手法なだけに、今後も全国の小学校の授業で採用されそうだ。
新聞ブログ プロジェクト
中央大学
松野良一研究室
シックス・アパート