中国最大の検索エンジン「百度」の日本語版スタート、まずはウェブ・画像検索から
発行:2007年03月23日 03:17
“中国版Google”といわれている中国最大手の検索エンジン「百度」(Baidu)が、日本語検索のベータ版サービスを3月22日に開始した。まずはウェブサイト検索と画像検索のみで、中国で人気のMP3検索の展開は見送られている。
百度は中国独自の事業者で、現地では人気ナンバーワンの検索サイト。中国版でも日本語の漢字に対応しているため技術的な障害は少ないとし、昨年末に日本市場への参入を決定、投資を開始していた。
今回は、ウェブサイト検索と画像検索のみの提供。同社はページ収集にBaiduspiderと呼ばれるウェブ巡回プログラム(クローラ)を使用しており、ウェブ検索では他社の検索エンジンと遜色はないものの、上位に来るサイトはやや異なった検索結果が出るようになっている。また、「天安門事件」などのキーワードでも検索がヒットする。
中国での人気を支えているMP3検索のサービスは導入していないが、現在利用している検索エンジンに不満があるならば、試してみる価値はありそうだ。
百度 日本語版