米国でヒマワリの種を使ったスプレッドが登場、ピーナツバターの代用品として話題に
発行:2007年02月28日 21:29
ヒマワリの種は植物油の原料として一般的だが、米国では種をそのままローストし、スナックやサラダのトッピングとして食べることも珍しくない。食品メーカーの米サン・ゴールド・フーズでは、ヒマワリの種から作られたパン用スプレッド「サンバター」を発売した。食物アレルギーが原因でピーナツ製品が食べられない人々が増えている中、ピーナツバターの代用品として知名度が高まっている。
近年、米国では患者増加に伴いピーナツアレルギーが注目されている。食べるだけでなく、殻に接触したり粉末を吸引したりするだけで激しい反応を誘発することもあり、呼吸困難を含むショック症状は死亡例を含め、毎年多数報告されている。
従来、米国のお弁当と言えばピーナツバターとジャムを挟んだサンドイッチが定番だったが、最近は建物内にピーナツおよび、またそれが原料に使われている食品の持ち込みを禁止している学校が増えてきている。
ヒマワリの種はピーナツに比べ、アレルギー患者が少ないという利点がある。また、サン・ゴールド・フーズは「サンバター」の原料栽培から加工までの製造工程で、ピーナツ混入を徹底的に遮断している。
「サンバター」は「クリーミー」「オーガニック」「ハチミツ入り」など5種類のフレーバーを用意。オーガニック食材専門店などのほか、オンライン販売も行っている。
[商品概要]
商品名: SUNBUTTER
内容量: 1ポンド
価格: 3.5~5.0ドル
サン・ゴールド・フーズ -英文-