ダイアナ元妃事故死直後の女王の苦悩が克明に、映画「クィーン」が4月に公開
発行:2007年02月22日 00:32
1997年8月31日、英国のダイアナ元妃の事故死は全世界に衝撃を与えたが、それは英王室でも同じだった。事故直後の英王室・政府の混乱ぶりとエリザベス女王の苦悩を描いた映画「クィーン」が4月からシャンテシネほか公開される。アカデミー賞6部門ノミネートの話題作だ。
ダイアナ元妃の事故死後、エリザベス女王はすぐに声明を発表しなかった。こうした女王の苦悩と人間性、そして就任したばかりの若きトニー・ブレア首相の行動などを、スティーヴン・フリアーズ監督が描いている。
アカデミー賞では、エリザベス1世に続いて再び女王を演じたヘレン・ミレンが主演女優賞にノミネートされたほか、作品賞、監督賞、脚本賞、衣装デザイン賞、作曲賞(オリジナルスコア)の6部門の候補となっている。
これまで決して語られることのなかったダイアナ元妃の死に関する英王室・政府の裏舞台が垣間見られる作品、スキャンダラスにして繊細な人間模様は必見だ。
[作品概要]
タイトル: 「クィーン」
監督: スティ-ヴン・フリアーズ
脚本: ピーター・モーガン
出演: ヘレン・ミレン、マイケル・シーン、ジェイムズ・クロムウェル ほか
公開日: 2007年4月
※2006年英仏伊合作
クィーン公式サイト