GoogleとTBSが共同プロジェクト、「Google Earth」に世界遺産情報を表示
「地図の価値観をガラリと変えた」とも言われる、Googleの衛星地図ソフト「Google Earth」。モニタに映し出される衛星航空写真をただ眺めているだけでも、地図の楽しさや、地球の美しさを思い出させてくれるサービスだ。この「Google Earth」に、放送11年目を迎えたTBS系のドキュメンタリー番組「世界遺産」と連動したコンテンツが登場した。「Google Earth」と日本のテレビ番組が組んだ共同プロジェクトは初めて。
「世界遺産」のコンテンツは、まず「Google Earth」を起動したあと、メニューの「特集コンテンツ」を選択。中にある「TBS 世界遺産」を選択すると、世界地図上に散在している世界遺産が、数々のアイコンとなって現れる。アイコンをクリックすると、番組と連動した世界遺産の写真と紹介文が表示され、紹介文に記載されたリンクをたどっていくとTBSの「世界遺産」公式ホームページに直接飛ぶ仕組みだ。
TBSは「Google Earth」との共同プロジェクトの狙いについて「航空写真の解像度が高いエリア、例えば、フランスの世界遺産『ヴェルサイユ宮殿』などは、建物や庭園の様子が空からくっきりと見え、臨場感たっぷり。他にもカンボジアの『アンコール・ワット宮殿』や、海に浮く鳥居の広島県『厳島神社』など、番組とはまた違った姿を楽しめる」としている。
同番組は世界に点在する世界遺産をハイビジョン映像で、決して劣化することのない状態で記録しておくというコンセプトで、1996年4月14日に「マチュ・ピチュ」からスタート。緒形直人、寺尾聰、オダギリジョー、中村勘太郎といった俳優による歴代のナレーションも好評だ。
「Google Earth」は無料で提供されているので、まだ未体験の世界遺産ファンはぜひ。
Google Earth
TBS「世界遺産」