少女マンガの名作を山下敦弘監督が映画化、夏休みに「天然コケッコー」公開

tenneneiga001.jpg 少女マンガ誌「コーラス」(集英社)に1994年1月号~2000年7月号に連載され、第20回講談社漫画賞を受賞したくらもちふさこの大人気コミック「天然コケッコー」。田舎の小さな村に住む主人公のそよと、東京からの転校生である大沢くんとの恋愛を軸に描いた傑作だ。この夏、ファンが待ち望んでいた映画化がついに実現し、シネスイッチ銀座や渋谷シネ・アミューズ、新宿武蔵野館ほか、全国で公開されることが決定した。

 「天然コケッコー」のスタッフには気鋭の若手が揃う。メガホンを執るのは「リンダ・リンダ・リンダ」の山下敦弘監督。脚本は「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」の渡辺あやが担当する。

 主人公のそよを演じるのは夏帆。出世作「ケータイ刑事 THE MOVIE」をはじめ、これまで映画出演の経験はあるが、単独での映画主演は今作が初となる。そよの恋の相手役には新星の岡田将生を抜擢。そして、若い2人を夏川結衣や佐藤浩市などのベテラン勢が支える。

 原作と同じ島根県を舞台に、「ゆったり」とした時の流れを感じられる「天然コケッコー」。夏の公開が楽しみだ。

[ストーリー]
 主人公そよが通う全校生徒たった6人の分校に、ある日、東京からかっこいい転校生がやってくる。初めてできた同級生に期待に胸膨らませるそよ……。方言バリバリの女の子と、都会の転校生の初恋を、家族が、先生が、村の人が、山や海や四季の自然が、優しく見守ります。太陽や海や土に包まれ、のびやかに育まれていく少女の、ゆったりとした時の物語。

[作品詳細]
原作:くらもちふさこ(「天然コケッコー」)
監督:山下敦弘(「リンダリンダリンダ」)
脚本:渡辺あや(「メゾン・ド・ヒミコ」「ジョゼと虎と魚たち」)
出演:夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市ほか
製作:「天然コケッコー」製作委員会
配給:アスミック・エース
公開日:2007年夏

アスミック・エース(配給)