S・ヨハンソン×J・トラボルタの映画「ママの遺したラヴソング」が4月に公開

mamanoko.jpg 「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の耳飾りの少女」、「マッチポイント」、そして「ブラック・ダリア」などに出演し、日本でも人気急上昇のスカーレット・ヨハンソン。かたや、紆余曲折の道を歩みながらその個性で華麗なるハリウッド・スターとして君臨するジョン・トラボルタ。そんな2人の共演を実現した話題の映画「ママの遺したラヴソング」が、いよいよ4月7日からシネスイッチ銀座などで全国公開される。

 女性監督シェイニー・ゲイベルが初監督し、2004年のヴェネチア国際映画祭でプレミア上映、翌年の第62回ゴールデン・グローブ賞でスカレット・ヨハンソンが主演女優賞にノミネートされた珠玉の作品が、満を持しての登場だ。

 同作品は、孤独について深く描かれたロナルド・イヴァレット・キャップスの原作「Off Magazine Street」を映画化したもの。出演を懇願したスカーレット・ヨハンソンは、ゲイベル監督とともに00年頃から4年越しで映画化にこぎ着けた。

 米ニューオーリンズを舞台に繰り広げられれる若い女性と初老の元教授、そして作家志望の青年の物語は、カーソン・マッカラーズの「心は孤独な狩人」など多くの文学作品が引用され、非常に示唆に富んだ内容になっている。

 通常のハリウッド映画とは違い、人間の温もりを感じる女性監督ならではの作品は、深く濃く、ゆったりとした時間とともに、優しい感動と爽やかな涙を提供してくれる。現代女性必見の映画と言えるだろう。

[ストーリー]
 親の愛を知らずに育った孤独な少女が、生まれ故郷で初めて“愛”を知る。名著からの引用の数々、深い青空、濃い緑を背景に、ゆったりと心地よい時間が流れ出す。そしてラスト、亡き母が娘に遺した思いもがけないプレゼント……。人生は最悪に思えた時にこそ愛に包まれた思いがけない優しさを見せてくれる。温かな希望が心にじんわりと染み込む、なんとも爽やかな感動作。驚きのラスト、人生の思いがけない優しさに涙がこぼれ落ちる。

[作品概要]
タイトル: 「ママの遺したラヴソング」
監督・脚本: シェイニー・ゲイベル
原作: ロナルド・イヴァレット・キャップス
出演: スカーレット・ヨハンソン、ジョン・トラボルタ、ゲイブリエル・マック、デボラ・カーラ・アンガー ほか
配給: アスミック・エース
公開日: 2007年4月7日
※2005年全米公開作品

「ママが遺したラヴソング」公式サイト