パティ・スミス、お気に入りのロック・ナンバーをカバーした新作リリースが決定

pati%20smith.jpg 1970年代のニューヨーク・パンクを代表するミュージシャンであるパティ・スミス。今年度の「ロックの殿堂」に選出されたことによって再び注目されているが、2004年リリースの『トランピン』に続くニュー・アルバム『Twelve』の発売を4月17日に決定した。収録曲すべてがカバーという異色の作品だ。

 『Twelve』はその名が示すとおり12曲が収録され、ジミ・ヘンドリックスやボブ・ディラン、ザ・ドアーズ、ニルヴァーナ、ジェファーソン・エアプレイン、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、オールマン・ブラザーズ・バンド、ポール・サイモン、ティアーズ・フォー・フィアーズ、ニール・ヤング、スティービー・ワンダーの楽曲を、新たな解釈でアレンジを加え、カバーしている。

 ゲストミュージシャンも、トム・ヴァーレイン(テレヴィジョン)やフリー(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、リッチ・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、ジョン・コーエンなど錚々たるメンバーが集まっており、パティ・スミスの子供2人も参加しているようだ。

 カバー・アルバムの制作はパティ・スミス自身がかねてから望んでいたことのようなので、偉大なミュージシャンたちの名曲を彼女がどう料理するのかに期待したい。

[作品概要]
タイトル: 『Twelve』
発売日: 4月17日(米国発売)
収録曲:
Everybody Wants to Rule the World (ティアーズ・フォー・フィアーズ)
Helpless (ニール・ヤング)
Pastime Paradise (スティービー・ワンダー)
ほか全12曲

パティ・スミス公式サイト