平成18年度大卒者内定率は8割、男女とも前年同期を2ポイント以上上回る
発行:2007年01月16日 07:01
厚生労働省と文部科学省は、平成18年度大学等卒業予定者の就職(内定)状況の共同調査を行い、昨年12月1日現在の状況を発表。今年度に大学卒業予定者の就職内定率は79.6%で、前年同期を2.2ポイント上回り、男女別でも前年同期をそれぞれ2.0ポイント、2.7ポイント上回る結果となった。
調査は、昨年12月1日に全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校から抽出した112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短大20校、高等専門学校10校、専修学校20校)に在籍する平成18年度(平成19年3月)卒業予定者6,250人を対象に、電話・面接法によって行われた。
その結果、大学の卒業予定者53万2,000人中就職希望者は39万1,000人、そのうち内定者は31万1,000人で、全体の内定率は79.6%、男女別では男子学生80.9%、女子学生78.2%、前年同期をそれぞれ2.2ポイント、2.0ポイント、2.7ポイント上回った。文理別では、文系が78.9%(前年同期比2.2ポイント上昇)、理系が83.3%(前年同期比2.8ポイント上昇)で、特に国公立理系の上昇率が高く、前年同期を5.4ポイント上回っていた。
このほか、短大は女子学生のみが対象となっており、内定率は54.2%(前年同期比4.2ポイント上昇)、高等専門学校は男子学生のみが対象となっており、内定率は97.3%(前年同期比3.8ポイント上昇)、専門学校(専門課程)の内定率は68.7%(前年同期比9.0ポイント上昇)となっており、内定率が軒並み前年同期を上回り、特に女子学生で顕著に上昇していた。
同調査は2月1日、4月1日とあと2回行われ、結果はそれぞれ3月上旬、5月上旬に発表される。
厚生労働省
文部科学省